「紛失」は従業員が最も聞きたくない悪魔のフレーズ

 

長いこと引っ越し業界にいると、様々な人の「生活空間」を垣間見ることができます。
 
生活保護を受けているおじいさんのお宅や、都会的なインテリアが施されたセレブなお部屋、何か事件があったのかと思ってしまうほどひどい状態のゴミ屋敷など…「世の中には色々な人がいるのだなあ」と、しみじみさせられる場面をたくさん見ているのです。
 
しかし、筆者がもっとも苦手としているのはゴミ屋敷でもボロボロのアパートでもなく「女性の部屋」だったりします。
 
「女性の部屋に入れるなんておもしろそう!」なんてニヤニヤする方もいるかもしれませんが、女性というのは「このハンガーボックスの中は絶対に見ないでください!」と、中身の確認を断る方が多いのです。
 
断られた男性スタッフは現物の確認を諦めて引っ越し作業に移るしかありません。
 
しかし、運ぶだけ運んで引っ越しを済ませた一週間後に「洋服がない、そちらが紛失したのではないか」ということを言ってきたりするのです。
 
紛失という言葉は、引っ越しスタッフにとって悪魔のフレーズでしかありません。
 
「絶対に聞きたくない」と思っているのですが、中にはそういった女性もいるので、現場の従業員は本当に頭を痛めているのです。
 
「絶対に洋服など誰も触ってないのに、いったい何がおこっているのか…」
 
その後一週間くらい悩んだり疑心暗鬼にとらわれたりするので、しっかり探してから「紛失」とみなしてほしいところです…。
 

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